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森村学のキャリアデザインコラム

2020年までにMRはいなくなる!?

9月22日、(社)日本人材紹介事業協会(以下、人材協)主催の業界研究セミナーに参加させていただきました。
このセミナーは、人材紹介コンサルタントの質の向上を目的としたもので、業界に詳しい経営者やジャーナリスト等を講師に迎え、これまでに自動車業界・化学業界が開催されています。
今回は、医療・医薬業界をテーマに、コンサナリスト®の川越満様が講師を務めてくださいました。川越様の講演は何度が拝聴させていただいたことがありますが、今回も独自取材の内容を交えた豊富な情報をもとに、大変有意義な2時間のセミナーでした。テーマは、「医療・医薬品業界の動向と人材のニーズ」でした。人材協のホームページにも開催レポートが掲載されています。

中でも興味深かったのが、以下の2点。
まずは、【これからの“医療人”に必要な『7つの眼』】について。
変化を読む眼:環境が変わる⇒制度が変わる⇒競争が変わる。新しい変化は、新しい悩みを生み出す。その悩みを解決できるプロだけが生き残る。
ギャップを見る眼:ギャップが発生している原因を探れば、誰かが“責務”を果たしていないことが明らかになる。それを見つけ、解決方法を提示するマインドがなければ「なぜ、うまくいかないのか?」の答えがわからない。
他に、“新しい4P”を見る眼、経営を読む眼、地域医療(疾病管理)を見る眼、アウトカムを見る眼、プレイヤーの感情を読む眼。

そして、【2020年までにMRはいなくなる】というもの。
現在、海外の製薬メーカーではMRを削減しており、営業努力のほとんどを処方される医薬品の決定に対する発言権を増す政策決定者と医療費支払者に向けるようなることにより、巨大な営業チームは『顧客担当責任者(アカウントマネージャー)』と『専門アドバイザー』に置き換えられる。
また、2020年には患者はWeb上の受診アルゴリズムを使って、症状が処方薬に頼らず治癒するかを確認できる可能性がある。患者自身の疾患はプライマリケアの85%を占めると考えられるため、これにより相当数の診療の必要がなくなる(以上、講演資料より抜粋)。また、タブレットPCの普及に伴い、治療経過等を全社で全例がフォローできるようになるため、質の向上が図られ、数に頼らなくてもよい状況になっていくことも予想される。

つまり、MRとして生き残るためには、【Product Representatives】ではなく、真の【Medical Representatives】へと自らを変革しなければならないということでしょう。
海外の流れは、必ず日本にもやってきます。「2020年なんて、まだ先の話」と思わず、5年先のキャリアデザインをしっかりと考えていく必要がありそうです。

プロフィール

森村学専門分野:エグゼクティブサーチ、医療機器、製造業、IT

システムエンジニア、医療機器営業を経て、2000年から人材紹介業界へ。現在は、IPO前後のベンチャー企業を数多く担当。CEO・COO等のエグゼクティブ案件(ほとんどが弊社独自案件)を中心に、営業・エンジニア・管理部門のマネージャークラスを幅広く担当中。

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